暮らしの学校 - 講座詳細
万葉集の鳥たち (4)夏の鳥たち
万葉集に学ぶ日本人の心
講座番号:252-250

講師:鳴海 忠孝
講座内容
・概要;『万葉集』は、奈良時代に万葉仮名で書かれ、写本の形で伝存する日本最古の和歌集である。
万葉集には、三十種近くの野鳥が詠われている。そこに登場する殆どの鳥たちは、今でもその姿を見ることが出来る。今に残る花鳥風月の原点を辿って、歌を味わってみたい。そして、和歌を通して鳥を愛でる。
夏は鳥たちのさえずりも多彩になり、繁殖も本格的になる。万葉集には、六種の夏鳥が詠われている。ホトトギスは田植えの時鳥とも言われている。
・主な資料;『万葉の鳥』―和歌を通して 鳥を愛でる 鳥を知って 和歌を味わう— 山下景子著 誠文堂新光社 2021年9月
講座詳細
開催校
岡崎校
回数
3 回
開講日
07/25(金)、08/22(金)、09/26(金)
時間
13:30 ~ 15:00
受講料
5,620円 (税込) [3回分]
持ち物
筆記用具
教材費
参考図書:『万葉集一日一首』花井しおり編(1200円)希望者のみ購入です。初回に講師より紹介あり、ご希望があれば購入いただくことが出来ます。
備考
訪れた歌碑の写真などを映像でも紹介する予定です。
講座カリキュラム
1回目
07/25(金)
第1教室
①夏の鳥概論 立夏のホトトギス
*万葉集には、六種の夏鳥が詠われている。
*なかでも、ホトトギスは百五十三首詠まれ、万葉人気NO1.の鳥。
*なかでも、ホトトギスは百五十三首詠まれ、万葉人気NO1.の鳥。
2回目
08/22(金)
第1教室
②海鵜と川鵜
*ウは、現在でも身近な鳥であるが、風土歌人の山部赤人は、鵜の棲む磯波に大和への想いを詠う。
*万葉からの鵜飼が、今でも宮中行事として
伝えられている。
*万葉からの鵜飼が、今でも宮中行事として
伝えられている。
3回目
09/26(金)
第1教室
③サギは神の使い
*白鷺が枝を運んでいる様を、池の神様が力士舞を演じていると、詠われている。
*枕詞の「白鳥」シラトリは、ハクチョウを思い浮かべるが、「鷺」や「飛ぶ」にかかり、昔人には白鷺だった。
*枕詞の「白鳥」シラトリは、ハクチョウを思い浮かべるが、「鷺」や「飛ぶ」にかかり、昔人には白鷺だった。